人命救助♪

暖冬の特徴でもあり、桜の頃の陽気、と言われても突如として降雪。
今回の何年ぶりかの降雪も事前に分かっていて注意も呼びかけられ、常套句となった「不要不急の外出を控え・・・」と言われても「東京は雪に弱い」という事を露呈。
更にメディア報道は関心を引く事が目的だけ、だからか?「初の国道までの通行封鎖」と何が問題でこの様な事態に陥っているのか?の言及はせず、あっという間に溶けてくれた雪に助けられた、かの様な。

愚痴の様な出だしとなりましたが、この度の降雪騒ぎの中で「地域の連携による」人命救助がありましたので紹介させて頂きます。

何処の地域でも問題になっている事でしょうが、「孤独死」を回避する事ができましたので(*^^*)

高円寺の中でも当店近辺はマンパワーにより、毎回、キレイの除雪作業が行われる地域で安心して出歩いて頂けるエリア。
今回も多くの方が出て頂き、自分の店の前だけではなく、エリアを通行して頂ける様にと自発的に除雪作業が進んでいました。
その中で独居老人が住んでらっしゃるお住まいの前を黒いダウン、フードを着衣された女性が作業をして頂けているので「誰だろう?」程度でいましたら、「手を貸して頂けませんでしょうか?」との要請が。

「除雪をしておきましたよ」と声をかけたら、「部屋の中で倒れてらして私の力では救助出来ない・・・」との。
そのご老人は両足の指先を手術にて切断されているにも関わらず、地域に捨てられた空き缶、ペットボトル、吸い殻を清掃して頂けている、との事で有名な方。ですから、個人情報の取り扱いが・・・と言われる現在のおいても周知、として近隣の方は彼女がどういう、と分かっているのでこの度の方も進んで除雪をかって出て頂けたり。
ご高齢者になると部屋の中で転倒されただけでも数十分どころか半日も自力では起き上がる事も出来なく。
更に彼女が障害を持ってらっしゃる、から生活上での知恵で座ったままでも身の周りの事を出来る様に、と手擦りなどの捕まる、という様式ではなく、座ったまま、物に手が届く、という様な配置方式。
その物に捕まり、起き上がれる、という様な配置であれば、この度の様な事態も回避出来たのかもしれませんが、「物に挟まってしまい、身動きが取れない状態」
更に悪い事に声をかけられた時点ではドアも半開きで転倒されている光景も確認出来たり、呼びかけに対しても応答されていて「ドアを閉めてくれれば、そのドアのノブに捕まり起きる事が出来る」と言われて閉めたら、ロックされてしまい開ける事も出来なくなってしまって。
他にロックされていない処から室内に入って救助等、様々な対応を試したものの解決策が見出せなく、除雪をして頂けていた奥様の発案の「大〇さんに頼むしか?」との事で、除雪作業中の(株)杉並防水科学さんの社長にお声掛けして・・・
工具を持って来て頂け、状態把握をして頂けたら、後は救命士?と思われる程のテキパキした処置。
5時間近くも動けない態勢でいて血餅が出来ていて急に動き、血栓になるといけないから等、声かけながらの安全確認をしての処置。
その間に定期的にいらしている訪問看護の方が来て頂けたので引継ぎで救急車の手配やら、入院手続きを。

ずっと以前から、高齢者対策、として助成金に頼る、という以前に地域で連携、助け合って、という実例をみせて頂けました。

少しでも多くに方に共有して頂ければ、と紹介させて頂きました(*^^*)

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Posted by koasa