ストレートパーマと縮毛矯正の違い

2015年6月23日

qa 紫ボール ストレート・パーマ(縮毛矯正)の違いは?
紫ボール 知識・技術でかなりの差が出ますし、<驚く程、高価>な処もありますから、選択できるようご理解ください。

縮毛の項でも説明させて頂きましたが一説によりますとけせ毛は人口の5割とも言われ、波状毛・縮毛・捻転毛等とあります。原因・形状の違いは少し、ご理解頂けたかと思います。ここでは、日頃のお手入れを楽にして頂けるストレート・パーマ(縮毛矯正)を説明します。まず、髪の結合構造でも見て頂きましたが、パーマとは

前処理→毛髪膨潤・軟化→シスチン結合切断→再結合→後処理

となります。<Mrハビット>は別の方式ですので省きますが、認可されている方式を説明させて頂きます。まず、一番に大切なことは 【効果のあるもの程、リスクも高くなる髪の構造でも見て頂きましたが、髪は物理的にも、科学的にも強いもの。まず、従来は毛髪に含まれている約12%のシスチン結合(Ker-s-s-Ker)の一部(約20%)チオグリコール酸で還元切断し柔軟可逆性にし直毛方向にコーム等でテンション処理した後、第2剤で酸化定着しその状態を持続させようとするものでした。ヘア・エステ等の名称でメニューとしてるサロンが多く、あまり髪を痛めないから手入れし易くですとか、スタイリングを持たせる為弱いくせの方への施術です(図4左)。これだとシャンプー毎に戻ってしまう髪質の方へは平成11年5月18日薬事法改正により、新しい手法が適当でしょう。

 髪の細胞結合模型図 8-1

 

髪の科学的構造上、主鎖に対し側鎖結合の中でも最も多い水素結合が関与してからなのです(図4右)。水分により簡単に切れるからで乾燥させれば再結合する性質があります。この水素結合を再び水分によって切断されにくくすれば左のシスチン結合の還元と酸化との相乗効果で戻りにくいストレートパーマができる様になった訳です。
豆知識
従来のパーマの方法後アイロンによる熱処理をすることにより切断されにくい水素結合を作り、矯正後の戻りを著しく防ぐ方法ですが、リスクも高くなりますから信頼できるサロンをお選びください。

Posted by koasa