紫外線の種類2013年12月28日2015年6月24日 UVA、UVBって何なんですか? 波長の長さによって肌に及ぼす影響も違いますから、分けてあるのですが、その働きの違いを説明します。 ●UVAとUVBの違い前項でもみて頂きましたが日常に浴びる太陽光の中に紫外線が含まれていてその量は太陽光線の約6%に及ぶそうです。UVCはオゾン層に吸収され地表に到達しないのでそれ以外の部分UVA,Bは約10:1のエネルギー比で到達してるのだそうです。では私たちの肌に影響をあたえるこの2つの紫外線には、どのような特長があるのでしょうか。 ・UVA 波長の長いUVAは、急激な作用を起こさせないかわりに肌の奥まで入り込み、じわじわと肌にダメージを与え、しわ・たるみの原因となります。窓ガラスや雲なども通すので、家の中でも曇りの日でも私たちの肌に届いています。 ・UVB 波長の短いUVBは、肌表面に強く作用し赤く炎症を起こすほか、シミ・ソバカスや皮膚ガンの原因となります。 UVB UVA 太陽光線 中の割合 1 15 特 長 ●主に肌表面の表皮層に作用。●働きは急激でサンバーンを起こします。 ●海水浴やスキーなどのスポーツやレジャー時での日やけの主因となるため「レジャー紫外線」といわれています。 ●波長が長く肌深部の真皮層にまで到達。●UVBに比べ作用が穏やかで、サンバーンを起こさず色が黒くなります(サンタン)。 ●雲や霧、窓ガラスを透過するため日常生活(買い物や洗濯物干し)の中で、知らない間に紫外線による障害を蓄積し、肌にさまざまな作用をあたえるため「生活紫外線」といわれています。 皮膚の 通過度 ●表皮で、ほとんど散乱、吸収。 ●35~50%が表皮を通過し、真皮まで到達。 皮膚への影響 表皮 ●サンバーン。 皮膚に紅斑(赤み)や水ぶくれなどを起こします。●サンタン(2次黒化)。 2~3日後、赤みがひいた後にメラニン色素が生成され色素沈着が起こります。 ●皮がむけてきたり、肌あれを起こしたりします。破壊された表皮細胞を修復する過程で角化異常が起こるためです。その結果、角質層が厚くなり角質層中の水分量が減少し肌あれ状態になります。 ●サンタン(1次黒化)。 既存のメラニン色素が酸化されて一時的により黒くなります。●サンタン(2次黒化)。 紅斑(赤み)が起こらずにメラニン色素が生成され色素沈着が起こります。 ●UVBの悪影響を増大させます。 真皮 ●真皮の線維(弾力線維・膠原線維)を、変化させます。 ●真皮の線維(弾力線維・膠原線維)を、変化させます。●UVBの悪影響を増大させます。 資料提供:日本毛髪科学協会<皮膚と美容> メラニン色素の項でも紹介しましたが <豆知識>「紫外線が肌に影響をあたえようとしている」という指令がメラノサイトに伝わると、メラノサイトはメラニン色素を作りだします。メラニン色素は紫外線を吸収し、紫外線から肌を守ろうとします。しかし、普通、肌が生まれ変わるのと同時に、約1カ月くらいでメラニン色素も消えるのですが、これを繰り返すことにより、シミ・ソバカスとして残る場合がありますから『何が大切か』を理解してください。 共有:シェアクリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます) Posted by koasa