2015年6月24日
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紫外線ってそんなに恐いんですか?(共通のご質問) |
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紫外線が日焼け(サンバーン)や黒化(サンタン)、更には皮膚の老化(光老化)、皮膚ガンの元凶ともなることが明らかにされて以来、紫外線防御の重要性が改めて認識されるようになっています。 おどかしたり商用ではありませんから上手い付き合い方をご理解頂けたら幸いです。(^_^;) |
屋外レジャーの普及、露出度の高いファッションの氾濫、少し沈下傾向にあるとはいわれるものの《ガングロ》と称されるタンニングを日常とする人達がいるかと思えば、母子手帳からは《日光浴》の項目が削られたという色々な情報も混在します。さてどちらが良いのでしょうか?
美容師だからといって商用目的ではありません。皮膚科医の方等の文献からですので上手い付き合い方の参考にしてください。
●紫外線の種類太陽は波長の異なるガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線を放射しています。その中でも紫外線(ultravioletlight:
UV)は
UVA(A紫外線)、
UVB(B紫外線)、
UVC(C紫外線)の3つに分かれています。光線は波長が短いほど強いエネルギーをもち、人体に大きな影響を与えますが、このうち有害であるいちばん波長の短い
UVCと次に短い
UVBの一部はオゾン層に吸収されるため地表には届きません。オゾン層に吸収されずに残った
UVAと
UVBだけが地表に届いています。
<豆知識>遺伝といわれますように受け継がれていく身体のなりたちがあります。今まで習慣で悔い改めなければならないこともありますが、表に出る開放感や体内時計を正常に保つ為にもある程度の日光浴は大切な様です。 |
●年間の紫外線量と強さの変化
ご存知のように車の塗装の色まで変わってしまったり、髪のメラニンも破壊されてしまう程のものです。あまりブームなどには左右されず、紫外線は一年中、私たちの肌にふりそそいでいますし、その強さは4月から8月にかけて強く、最も強くなるのは6月です。年間を通しての紫外線対策はもちろんのこと、特に4月ごろからの紫外線対策をしっかりしておきましょう。梅雨のあい間の晴れた日は、特にご注意を…。
資料提供:日本毛髪科学協会・皮膚と美容