紫外線と活性酸素の関係
紫外線と活性酸素の関係は!? | ||
紫外線も母子手帳から日光浴の項目も削除されるなど、すっかり悪役にされてしまっていますが、活性酸素との関わりが京都薬科大で解明されました。 |
肌の項目等で紫外線が及ぼす影響を説明させて頂きましたが、さらにそれが活性酸素を発生させているからという原因解明に前進しました。京都薬科大代謝分析学研究チームにて紫外線を浴びたマウスの皮膚で実際に活性酸素が発生している様子を画像にとらえることに成功したのだそうです。
オゾン層破壊で地上に降り注ぐ紫外線の量が増え、皮膚への障害が懸念されています。
- ■紫外線を浴びると細胞内のDNAやたんぱく質を破壊する活性酸素が発生する 。
- ■しわやシミなどの老化以外に日光赤瘢、さらに皮膚がんにまで 。
- ■アトピーをはじめ、さまざまな皮膚病の原因にまでなると指摘 。
皮膚での活性酸素の発生機構はまだ、解明されておらずどのような種類の活性酸素が発生してるのかさえも分かっていなかった。 上グループは毛を剃ったマウスの背中に1分間、紫外線を照射した後、活性酸素に反応して発光する特殊な試薬を塗って高感度カメラで観測。発光量は3~5倍にも達し、活性酸素量も10倍以上。また、どの種類の活性酸素が発生してるか特定するため、様々な消去剤をあらかじめ、塗ったテストも。
その結果、スーパーオキシドアミオンなど通常の酸素よりも生体分子との反応性が高い2種類の活性酸素が発生してることも突き止められたとのこと。
「測定法を改良すれば人間の皮膚への応用も可能で皮膚病の予防、治療を目的とした医薬品や化粧品、食品の開発に大きく貢献できる」とはなしてらっしゃるそうです。