西加奈子「くもをさがす」、面白い

西加奈子「くもをさがす」

この書を知った発端はTVにて「乳がんになり殆ど、英語が話せないにも関わず、カナダで手術を受けた体験記・・・でも手術で両胸を失った自分の身体が大好き!」と本人が語ってらしたのを観て。
また、常連のお客様が早々に読まれていて、その内容を話して頂けた事で更に関心が深まって、という事でした。

自分の中ではトランジットで立ち寄ったアンカレッジが寒く飾られていた、白熊の大きさに驚いた程度(*^^*)
文化に付いての知識も皆無だったのが、共感を覚え、ドンドン、引き込まれる様に読み進めたくなりました。

コロナの際にも罹患されたり体調に不安を覚えた人が電話すら、繋がらなく、パニックに陥った、と報じられた様にカナダでは受診の予約を取る、というのですら、日本とは電話番号も違ったりネットで検索しても「こういう体調不良の際には〇〇番号に」というガイダンスもなく、頼りになる友人がいるから、という決断から、東京生まれで東京育ちの彼女が「何故、カナダにて・・・」という経緯から始まります。
僕も20年以上前は角膜潰瘍にて東京医科大学病院にて3週間、入院加療をして頂いたり、4年前には警察病院にて鼠径ヘルニアの手術をして頂きましたから、現在の医療体制に不満ばかり、というわけではありません。
しかし、テレビやメディアに登場する医師はプロデューサーより「こう言って欲しい」や「この様に編集します」との依頼の元に発信されるのでしょうが、日本は大丈夫か?と不安に。

故野村監督が高校時代の恩師に「野球の技術を磨くよりも人間を磨け」と言われ、どういう事なのか?と尋ねたら「本を読め!」と言われたのが自分の宝だと語られていました。
情報過多の現在において、また、ネットで調べれば、文字情報だけ、よりも動画などで更に濃密な情報を入手出来るかもしれませんが、彼女が著書によって伝えたい事!と思った事を少しでも多くの方に是非、共感して頂きたい、と紹介させて頂きました。

BEAUTY, BLOG, HOBBY, HOME

Posted by koasa