最近のメディアのあり方

数ヶ月前にもNHK総合にてトランプ候補についてのコメントにてこの場にて嘆かせて頂きましたが、最近もTVに向かって文句を言いたくなる(都知事さん等々^^)が。
その象徴的なケースとして・・・

土曜の朝、TBSテレビにて「サワコの朝」という放映があるのですが先週放送のゲストが新国立競技場の建築デザインをされる事となった隈研吾さん。
阿川佐和子さんの巧妙な話術。聞き上手な進め方でデザイン画からだけでは分からない様なこだわり等々を引き出して頂け、楽しく観せて頂きました。
そこで気になったのが聖火台問題
僕個人としますとあまり関心がないので森元総理が「・・・家を建てたがトイレが無かった、という様な話・・・」と比喩した事をニュースで聞いても記憶の片隅程度の事態でした。
それが隈さんご自身はとても戸惑われた事態だったと。

当然といえば当然なのですが、デザイン案を公募される場合は規約というのがありまして予算は○千億円以内ですよ。ですとか何万人収容出来る規模にして下さい・・・と何項目も綴られているのですが、その中には聖火台については触れられていなかった。
建築家とすると触れられてもいない項目なのに「聖火台はここでこんなイメージです」とあげるのも変だし、他の国の例をみても開会式などの演出家が決まり、その中で「こんな感じに聖火点灯をしたい」と提案されたりするのを受けてデザイン(話合って)するものと思っていた、と。

僕は両方の話を聞いて隈さんの意見の方が正論だと思います。

エンブレムの盗作問題も佐野さんのあのデザインは盗作では無かったと思いましたが、自らが運営する会社内で前にも盗作を起こしていた、との事にて「疑われても仕方が無い」
でも今回の問題は違う様に思います。編集者なりプロデューサー、またコメンテーター等々に今回の様な常識的な問題すら、見落として放送してしまう様な愚かさが度々、ある様に思えています。
森元総理が上手い例えをした、大衆受けをする発言だ、等々で事の正否を判断出来なかったのでは無いでしょうか?
隈さんご自身は大人の対応とも言える「楽しんで事を進めよう、と考えを改めた」とコメントしてらっしゃいました。

「TVで放送されていたのだけれども・・・」という情報を鵜呑みには出来ない傾向が強まっているのではないでしょうか?

BLOG, HOBBY, HOME

Posted by koasa