ドローン・オブ・ウォー、考えさせられる映画

仮にハードな暴力シーンや目を覆いたくなる様なバイオレンスシーンが続く様な映画でも見終わった後に何処か暖かくなる様な映画が好きなのですが、「ドローン・オブ・ウォー」は色々な事を考えさせられてしまいました。

数年前に現実を元に製作されたもの、とのテロップが流され、ドローンと言ってもTV等で目にした無人のヘリコプターの様なものとはまるで違います。
レーダーにも感知されない戦闘機ステルスの様な機体で無人。
アメリカのコンテナの様な基地より操縦するのだそうですが3,000メートル上空でも搭載カメラより送られてくる映像は指名手配されているテロ犯なのかもリアルに識別、そして攻撃を操作出来るテク。
「アメリカに刃向かう相手など無い・・・」という台詞まで出て来ます。
隣国の核開発や大陸弾道などとは次元の違う世界を見せられる様がします。

主役の元パイロットがドローンの操縦を任せられ、上官の命令により空爆・・・あまりにもリアルに見れる現実を前に関係の無い救護者、女性、子供まで空爆する様に、との命令にPTSDに苦しみ、家庭崩壊・・・と進みます。

自衛隊の方々も殺人の命令はされなくとも被災地で救護に当たられ、日常、まるで目にする事の無い惨状で「心のケア」とも聞きますが、安保理決議はこの方向に向かわせてしまう?

外交や国防等、国民には知らされないで「守っている」と言われる現実なのかもしれませんが、報道やジャーナルと言われる分野もあえてすり替えられていると思われる状況にもっと感心、目も向けないといけないのかも?

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Posted by koasa