脂性対策

2015年6月24日

qa 紫ボール 脂性で困っています。(共通のご質問)
紫ボール 皮膚の構成で健康を保つには皮脂がバリア機能の一翼を担っている事を理解して頂きましたね、程々が大切です。

脂っぽいですとかドライと肌のタイプを決めるのに大事な要素なのが角質を覆う皮脂分泌量と前項でご理解頂けたと思います。
皮脂が多いとベタつくため、とかく邪魔者扱いをされがちですが皮脂は角質にとって必要不可欠な存在です。
役目は前の項でもご紹介しましたバリア機能。汗と乳化された薄い膜となり皮膚を覆う。角質から水分が蒸発するのを防ぐことが一つ。 そしてもう一つ大切な脂肪酸の働きがあります。これが含まれているから角質のPHは4.5~6.5の弱酸性に保たれていて病原性をもつ細菌が活動しにくくしたり外敵から守っています。 復習となりますが、皮脂を作っているのは毛穴の奥に開いている皮脂腺。手のひらと足の裏以外、カラダ全体に分布していてこと顔部と頭部では高密度です。顔と頭では1cm四方あたり平均800個前後でボディは平均50個くらいです。皮脂腺は血液から取り込んだ糖質や脂肪を原料に皮脂を作り毛穴から角質に分泌し続けています。いくら洗顔・洗髪をしても数時間後には元の皮脂量に戻るわけです。その活動は気温が高くなると活発化します。ですから夏の方が肌がベタつき、皮脂腺が男性ホルモンによって活性化されるためにすけべでなくても一般には男性の方がテカテカします。(^_^;)
皮脂の分泌量は顔の部分によっても違いがあり、額から鼻筋にかけてのTゾーンといわれる部分は乾燥肌といわれる人でも「ここだけ脂っぽい」と悩まれるケースもある程です。Tゾーン以外にも頭皮、胸、背中、陰部など皮脂分泌量の多いところがありますが、その奥に大切な部分がありますように上記の働きが大切なことを意味しています。大切な部分を外傷や温度変化から守る為、多くなっていたりしますから、毛嫌いするのもほどほどが重要です。

豆知識
顔の皮脂量は他の部分より4~10倍多く分泌されています。ほとんどの脂性は生活習慣を改善すればよくなるのですが逆に、皮脂の分泌が少ないのは足のスネ。皮脂腺が小さく数も少ないので皮膚が乾燥しやすい。
男性ホルモンに皮脂腺にあるレセプターを刺激して皮脂の分泌量を増やす作用があります。『脂肪や糖質やアルコールをとり過ぎますと、肝臓に負担になり、肝臓などの代謝機能が低下すれば脂性肌になる可能性があります。』

対処法:何を改善しどういうお手入れが良いのかはケアの項をご覧下さい。

Posted by koasa